テラリウムについて
そもそもテラリウムとは何でしょうか?
「テラリウム」とは、「TERRA=大地」+「RIUM=空間」を意味し、ガラス容器や水槽の中に“自然の風景”を再現するグリーンインテリアです。昨今、室内で楽しむインテリアとして注目を浴びています。テラリウムでは一般的に空中湿度を好むシダ、苔、熱帯植物が使われますが、shida designではシダ植物(=FERN)にフォーカスし、完全に室内で植物を育てられる「シダのテラリウム」をご提案しています。
ガラス容器に白い跡が付いてしまうのですが?
水道水に含まれるミネラル(おもにカルシウム)がガラス面に付着し、乾いてこびりつくため白い跡が残ります。 対処法として、水道水を使った水やりの後は、ティッシュやキムワイプなどできれいにガラス面を拭いてください。そうすることでガラス面がきれいな状態のまま維持できます。また、ミネラル含有量が少ない水(精製水)を使えば、ある程度白い跡が付くことを抑えられます。
テラリウムはどこに置けばいいでしょうか?
直射日光の当たらない、明るく涼しい場所がベストです。ただ、暗すぎると光合成ができず育ちません。北側の窓辺、レースカーテン越しの窓辺、明るめの部屋などに置いてください。また、エアコンの風が直接当たる場所(乾燥)や、夏場に気温が高くなり過ぎる場所(蒸れ)は調子を崩す原因になります。逆に、寒い空間には比較的強いので、冬場は比較的管理がしやすいです。
植物専用LEDライトがあれば、室内の明るさを気にしなくても、コンセントのある場所ならどこにでも設置可能です。その場合、1日約8時間~10時間ほどの点灯が目安になります。ライトとテラリウムを近付けすぎると、植物によっては葉焼けをおこしてしまう場合がありますので、適度な距離(ライトの種類によって変わる)を保っていただくと安心です。
メンテナンスについて
水をあげるタイミングが分からないのですが?
テラリウムは基本的に湿度を保てる空間を維持し、植物を育てるインテリアです。ある程度の密閉空間で育てるので、一般的な観葉植物より水やりの頻度は少なくなりますが、乾燥の激しい場所や容器によってはこまめに水を与える必要があります。 目安として、霧吹きでの水やりは、フタあり容器の場合1〜2週間に1回程度たっぷりと、フタなし容器の場合は1日に3回程度あげてください。土が乾いてきたら水差しで土をしっかり湿らしてください。全体的に土が常に湿っているくらいが適切です。 ただ、上記はあくまで目安ですので、環境・種類・容器により頻度は異なります。土や容器内の環境をこまめにチェックし、植物たちが育ちやすい環境にしてあげてください。
カビが生えてしまったらどうすればいいでしょうか?
シダテラリウムは、多湿空間を維持して植物を育てるインテリアです。テラリウム内に不要な栄養や有機物(流木や枯葉など)があれば、そこからカビが発生してしまったりします。また、植物が弱っていたり、環境に適応していない間もカビが発生しやすくなります。 仮にカビが生えてしまった場合は、綿棒などでカビを拭き取り、カビた部分をハサミでカットし、取り除いてください。可能であればカビが生えた部分を取り出し、水できれいに洗ってください。その後、1000倍希釈の殺菌剤(ベンレートなど)を、通常の水やりと同じ要領でかけるのが有効です。
シダや苔が茶色くなってしまったら?
茶色くなってしまうのには様々な原因があります。葉がおじいちゃんになり(古くなり)茶色くなったり、乾燥して成長できなくなったり、逆に蒸れすぎて調子を崩してしまったり、カビや薬品に触れ変色してしまったり…。どうしても対処できない場合は一度ご相談ください。 シダ植物に関しては部分的に葉が茶色くなってしまった場合は、その葉を根元からハサミなどで切ってしまって構いません。株自体が弱っていなければまた新芽を出してくれます。苔の茶色くなった部分はそのまま放っておいても問題ありませんが、気になるようでしたらハサミでカットしてください。苔の緑色の部分を切ってしまっても、別容器に移して管理すると再生しますので問題ありません。
その他
テラリウムをオーダーしたいのですが、どのくらいで受け取れるのでしょうか?
オーダーいただいてからテラリウムを作成しますので、大きさにもよりますが、引き渡しまで約3週間~2ヶ月ほどお時間をいただきます。植物がテラリウム内に定着し、元気に育ってくれるまできちんと養生してからお渡しいたします。作ってすぐにお渡ししてしまうと、テラリウム内の環境が安定しておらず、トラブルが起きる原因となりますので、ご理解いただければと思います。 また、サイズや種類によってはかなり繊細なデザインになるため、発送をすることが難しく、直接の受け渡しになる場合もあります。オーダーされる場合は一度ご相談いただければと思います。